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2015年07月20日

天空のエスカフローネ 史上最も美しいロボットアニメ

天空のエスカフローネ 

あらすじ

高校1年生の占い好きな少女、神崎ひとみは突然地球から異世界ガイアに飛ばされてしまう。月と地球を天空に抱くその世界では人の“想い”が世界を変える力となる。その地で、彼女は自国(ファーネリア)を滅ぼされた若き王、バァンと、彼の乗る人型機械(ガイメレフ)「エスカフローネ」、陰のある騎士アレンたちと共にガイア全土を取り巻く戦いへと巻き込まれていく。 wikiより

あらすじだけ読むとつまらなそう。
少女漫画チックな絵柄が受け付けない。
妙に鼻の高いキャラデザがあり得ない。

こんな声が聞こえてきそうな、天空のエスカフローネですが(というか全て見前の私の抱いた印象)、

超名作

なのです。
1996年の作品ですが、この辺りの時期の

新世紀エヴァンゲリオン
少女革命ウテナ
カウボーイビバップ


と肩を並べる伝説的名作と言って良いでしょう。私の場合、この放映前後で見ていた作品は、
エヴァ、逮捕しちゃうぞ、るろうに剣心、幽遊白書、名探偵コナン、爆走兄弟レッツ&ゴー、ガンダムX、赤ずきんちゃちゃ、ウテナ辺りかと思います。エヴァとウテナは衝撃が凄かったのでハッキリ覚えており、るろ剣と幽白はジャンプ黄金時代ドンピシャのため覚えており、レッツ&ゴーはミニ四駆にハマっていたのでハッキリと覚えています。との作品はおぼろげながら見ていたという感じ。

当時はエスカフローネは見てませんでした。絵柄がちょっとあれでしたので。ウテナは絵柄的には苦手な部類でしたが、なぜか見てました。

そんな感じで大人になって、再びアニメを見始めて、最近

ノエイン

という量子力学を扱ったちょっと電波な作品を同じく量子力学でやや電波なゼーガペインつながりで見て、その赤根監督が天空のエスカフローネの監督ということで、興味を持ったので見てみました。ノエインは面白いとは言い難い作品ですが、とても斬新な話でした。エスカフローネを見た後思い返すと、エスカフローネで出てきたパターンの応用が多いと思います。主人公の立ち位置とか、敵キャラ、ヒーローキャラ、とんでも理論など、エスカフローネの感じをさらに濃くして、こちらは少女漫画ではなくAKIRAみたいな世界観に持っていった怪作と言えます。凄くマイナーな作品ですが、最近の主人公に優しい世界の作品たちよりは硬派で見応えあるのでおススメです。

さて、エスカフローネの話に戻りますが、この作品は、

史上最も美しいロボットアニメ

なのではないかと思います(全部見たわけでもないし、そんな多くを見たわけではないのですが)。
理由は、

@エスカフローネのデザインが美しい
A作画が美しい
B動きが美しい
CCGとの融合が美しい
D音楽が美しい


といったところです。
エスカフローネが初登場するシーンで、初めてロボットを美しいと思いました。今まではカッコイイか否かというベクトルでロボット見ていましたが、エスカフローネはカッコイイかつ美しい。エスカフローネ以外のロボットだとアレンのシェラザードの立ち振る舞いが美しい(毎回騎士のポーズで降下してくるとことか)。ロボットが美しく戦うというのがロボットアニメとしての天空のエスカフローネの特徴じゃないでしょうか。
古い絵柄ですが、書き込みが凄まじく作画はとても美しいです。追い詰められたりしてヤヴァイ時の顔の歪み方が恐ろしい。
動きが全体的に美しいです。先ほど書いたロボットの動きもそうですが、キャラの走るシーンとかもなんか綺麗なんです。
CGを用いた最初期のアニメらしいのですが、非常にうまく溶け込ませています。
菅野よう子よろしくな曲で、サントラ買おうか今悩んでるレベルで名曲ぞろいです。

面白さという点では、最初の掴みがとても良い作品です。最初の高校パートの恥ずかしささえ乗り越えれば、あとは次へ次へと気になる話で、伏線をところどころ張りつつ、比較的上手に回収していきます。
恋愛パートが話の大きな部分でもあるのですが、想いの力と運命の引力という部分をメインストーリーの運命改変を企む組織との戦いに上手く絡めていると思います。凄く真面目なアニメで笑いはほとんど入れてないのですが、真面目なキャラが時に少女漫画チックな電波なことを真顔で言っているのがシュールでもあります。

メインのキャラクターたちはそれほど魅力的とは思いません。それでも惹きつけられるストーリーです。敵キャラはディランドゥ(江戸川コナンの声優)が良い感じです。ちなみに、私は最初から彼の正体を見抜いていました。なぜなら、一人だけストーリー上から消えていたキャラクターがいたからです。

この作品は、運命改変とか絶対幸福圏とか電波な用語が飛び交うこともありますが、その内容はとにかく正道に沿った、奇をてらいすぎない真面目な作品です。少女漫画的恋愛とロボットアニメの熱さとSFを高次元で融合させた、アニメの正当進化の究極に位置する作品と言えます。エヴァンゲリオンという本来は裏でやっていなければならないような奇をてらったアングラ作品が大ブレイクしたことにより、アングラ表現アングラ思想破滅破綻が表へと変わった今の時代では、天空のエスカフローネのような正道に沿った力のある作品はほとんど生まれないのが現状です(私の知る限りでは、以降の作品で正道に沿った名作はNHKの精霊の守り人くらいしか思い浮かびません)。そういう意味でも、天空のエスカフローネは今こそ見るべき作品と言えます。いうなれば、


エヴァンゲリオンに運命を改変されたアニメ業界


が、再び正しい道へ進むために(別にエヴァを非難しているわけでも、そのフォロワー的作品を批判しているわけでもなく、その類以外でもっと力のある作品が見たいという意味で)、今見てほしい。
エヴァに運命を改変されたとはいえ、悔しいかな、エヴァ以降のセカイ系作品って、実はどれもそれなりに面白いのです(ラーゼフォン、ゼーガペイン、リヴァイアスなど。でもエウレカ、お前はダメだ)。しかし、エヴァの最終回の投げ方が正当化されたせいなのかはわかりませんが、最終兵器彼女とかまどマギ(TV版)とかの終末/再生エンドや、東のエデンのようななんかありそうで実は何もないんじゃないかエンドや、プラスティックメモリーズのような何か起こりそうで本当に何も起こらないエンドなど、エンディングが惨い作品が増えた気がしないでもないのです。
おまけに、考察が必要なアングラな内容を流行らせたエヴァへの反動なのか、2000年代からはエロゲ原作ハーレム系、日常系、ラノベ原作ハーレム系または俺TUEEE系、などの、小難しい物語は完全に排除し、絵の力(というか可愛さ)だけで推す作品が異様に増えたように思います。まあ可愛いのはもちろん良いことなのですが、もっとプロットや演出に力を入れて、アニメでしか表現できない作品を作ってもらいたいと願っています。なんだかアニメである必要性がない作品が増えすぎた気がします。まあドラマも駄作ばかりの昨今ですが、、、

それにしても1990年代中盤から世紀末終了までにかけては、賛否両論があるけれど、伝説と言えるとんでもない作品が多かったのですね。

新世紀エヴァンゲリオン
天空のエスカフローネ
少女革命ウテナ
カウボーイビバップ
無限のリヴァイアス
セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん←え?ワンダフル??

もしかすると、バブル崩壊が生活にも影響を及ぼし始め、国家を揺るがす事件や震災により終末論が本格化し始めた頃の、人々のこの先どうなるかわかんねーから好きにやったれ的な向こう見ずな情熱をブチ込んだ作品だったのかもしれませんね。


エスカフローネこそブルーレイで見るべき作品

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posted by Paoon at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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