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2018年03月26日

宇宙よりも遠い場所12話とヴァイオレット・エヴァーガーデン10話の表裏一体

今期のアニメは偶然にも
泣かせるアニメ

が集まり大豊作状態です。

中でも、

「宇宙よりも遠い場所」はすでに2000年代の最高傑作と言える内容です。特に5話からは本当に涙が枯れ果てるレベルです。

よりもいの凄さは、上手に既存のテンプレを外す展開やセリフが多く、音楽でいうとシャ乱Qが売れ始めた時のような、

そう来たか!という外しメロディーなのに良い曲みたいな斬新さ

にあります。報瀬のリアクションとかめぐっちゃんの例の朝のセリフとかほんとに「えっ!???」って感じのが多く(報瀬のはほぼギャグに多いが)、南極という馴染みのない題材と青春というありふれた題材の掛け算で、予想もつかない人間ドラマの物語に仕上がっていて、TVドラマが死に体の今、もっともおすすめできる物語と言えます。

1話から名作の匂いから、2話から傑作の予感、5話から傑作の核心、11話で大傑作、12話で歴史的大傑作へと変貌し、評価の高い1話から昇るところしか見ていないアニメは大変珍しく、実はちょっと凄いものを今リアルタイムで体験しているのではないかという気がしています。

今期のもう一つの泣きアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、既存のアニメ文法の中で傑作エピソードをいくつか生み出していて、いかにも京アニという感じの質の高いアニメです。


この2作品、本当に偶然にも、ベストエピソードが、

「母の死」と「残された娘」の関係性を「手紙/メール」

というファンクションで示して涙を誘うという共通点があります。


共に素晴らしい点は、「母親が死んだ」という事実の残酷さや辛さで泣かせるのではなく、その事実の背景にある「想い」で泣かせる点です。

偶然にしては出来過ぎなほど表裏一体なのがまた面白いです。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン10話」は「死にゆく母の想いの強さ」を、そして「想いが届いたことの感動」を「昔ながらの手紙」で表現した。そして焦点は「娘」「母」そして「一連を手伝った周り(ヴァイオレット)」に移り変わって行くことで共感を呼んだ。

「宇宙よりも遠い場所12話」は「残された娘の想いの強さ」を、そして「想いが届かなかったことの残酷さ」を「現代ならではのメール」で表現した。そして焦点を「事実を受け取った本人(報瀬)」に完全に絞り込んで共感を呼んだ。

表裏一体の両エピソードですが、自分が「宇宙よりも遠い場所」の方をより高く評価しているのは、1話から着々と積み上げてきた計画の緻密さと、未読メールの数が増えるにつれて、報瀬の想いの強さがどんどん膨れ上がっていき、悲しみに歯止めが効かなくなるという、人生でも未体験の感覚を味合わせたことです。ここまでキャラクターに感情移入させられたことは記憶にないです。

あまりにも衝撃的だったので、自分なりに分析したことをとあるまとめサイトに書いたものを転載しておきます。しかし、「またね」良い曲ですね。


  • 今回は端的に言ってしまえば、「人の死」によるお涙の一つではあるが、報瀬の母の場合、視聴者と登場人物たちは死んでいることはわかっていた状態で、「報瀬への感情移入」によってのみ泣かせに来ていた点で、よくある死による泣かせとは一味違う。

    ここに来て報瀬が母についてどんな風に受け止めていたかを過去エピソードではっきりと示し、1話から出てきた百万円を出したり、南極到着時のざまあみろを思い出させたり、吟との邂逅と報瀬との貴子へ持つ気持ちの差を見せたり、ここ数話での友達のために本気になれる報瀬がようやく友達を認め感謝しここまで来れたことを総括したり、母の報瀬への愛をPCの写真とパスワードで示したりして、報瀬のこれまでを積み上げに積み上げて視聴者をこの作品を通して報瀬を愛して頑張りを認めて母との再会を見守っている状態へ完璧に導けていたからこそ、誰もがラストの未読メールの洪水と報瀬の慟哭に涙した。

    今回もし心に響かなかった人がいるとするならば、誰かの死を身近に感じたことがないか、作品をちゃんと見てきていないかしかないと思う。なんせこれだけ丁寧に視聴者を登場人物に感情移入させられる作品はそうそうないと思うから。未読メールの数が積み上がるにつれ、これまでの報瀬の努力と母に届くと信じ続けた信じたかった想いの数とそれが届くことはなかった現実ともう2度と母に会えないという事実の残酷さが身にしみて、ようやく母へたどり着いたというある種の安堵、そういったものもないまぜになった感情の塊が「またね」に乗せて畳み掛けるように押し寄せて来る。未読メールが積み上がっていくだけで泣けるなんて、我々はちょっと凄い体験をしたと思うよ実際。


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posted by Paoon at 02:10 | Comment(0) | 漫画・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年03月17日

今期2018冬アニメ ベスト3

今期のアニメははっきり言って力強い!アニメという媒体の底力を見せつけてくれる作品が届いております。

ではベスト3発表です。



第3位 恋は雨上がりのように

女子高生がバイト先のファミレスの店長(かなりオジサン)に恋している話です!
突拍子もない設定なのに、妙に渋い内容で、主人公ちゃんの純粋さにドキドキしちゃいます。絵柄は古臭いのですが、とっても綺麗なアニメです。この雰囲気、癖になります。



第2位 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

元軍人の少女が手紙代行屋になる話です。
突拍子もないラノベ設定かつ、今時珍しいくらいベタベタな内容で全話視聴数分で結末が見える1話完結の話なのですが、わかってても絶対泣かされる話が多いです。作画は流石の京アニで全話劇場版状態の質の高いアニメです。



第1位 宇宙よりも遠い場所

4人の女子高生たちが南極を目指す話です。
このオリジナルアニメは、予想を超える内容ばかりで、ひょっとすると青春ものの歴史的名作なのかもしれません。若者の熱い友情などというものがもはやおとぎ話になりつつある現代にこれだけ熱い友情ものを、さらっと地味な感じでかつリアリティーを持たせて作っちゃってていいのでしょうか?台詞や演出が巧み過ぎてアニメ媒体の新時代の幕開けを目の当たりにしている気分です。これはもはや高校生の道徳の教科書です。とても考えさせられます。

スーパーダークホースのよりもいが今期は覇権ですね。

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posted by Paoon at 20:32 | Comment(0) | 漫画・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年01月20日

ハイスイノナサ 宝石の国より鏡面の波から始まる波乱

まずはこちらをお聞きください。


前クールの個人的覇権アニメ、いや2017の覇権アニメ

宝石の国

のこの圧倒的OPの作曲者が誰なのか調べたところ、

照井順政

という名前がクレジットされていました。誰なのか調べてみたところ、

ハイスイノナサ

というバンドの人らしく、ハイスイノナサをyoutubeで調べてみたところ、、、

ぶっ飛びました!


なんやこのゲームRezみたいな音ゲーにも似た世界は!?
こういう音楽を待っていた!レディオヘッドのKID Aが気に入った層にぴったりの感じ。


一言で言うと、逝っちゃってる。


日本の音楽、まだまだ面白いじゃない。ハイスイノナサ、要チェックです。
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posted by Paoon at 19:55 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年01月02日

ダンガンロンパが面白い

一昨年にゲーミングPCとしてデスクトップを一新したものの、まったくゲームをやらずだったのですが、去年の夏ごろsteamデビューしました。ドラクエ11と同時にPS4を買い、最近switchも手に入れ完全にゲーマーモードです。steamではレースゲーを中心に遊んでいたのですが、ここはやはりオタク、英語の勉強もかねてビジュアルノベルというジャンルに興味を持ち、英語音声のものを探していたら見つけたのが、

ダンガンロンパ

かまいたちの夜や街で有名なチュンソフトと侍道で有名なスパイクが合併したスパイクチュンソフトということで、どちらも大好きな作品を作る会社ということを信じて、評判はいいらしいがどんなゲームかよくわからない状態で買ったら、大当たりでした。

一言でいうと、閉じ込められた空間での超理不尽パニックホラー推理アドベンチャーなのですが、逆転裁判のようなやり取りがあったり、キャラクターがやたら濃かったりで、止め時を失い5日くらいで一気にクリアーし38時間費やしました。
2もパッケージで買ったのでやりましたが、これまたぶっ飛んでて、楽しめました。こっちはかなり時間がかかって60時間くらい費やしました。

今3をやっているところなのですが、ネットで不評(オチがひどいらしい)でオチもだいたい知っているのですが、やっぱり面白いです。1にくらべだんだん面倒なことが多くなっていますが、キッチリ進化している。

サイコポップというジャンルで呼んでほしいらしいですが、ほんとにサイコパスってます。推理はあまり難しくなくある意味破綻しているような部分もあるのですが、勢いでごまかして引っ張っていくプロットの秀逸さとキャラクターの個性がすさまじいです。英語の学習という観点からも、裁判中は何度も同じセリフを聞くことになりかなり良いインプットになっています(レベル的には英検準1程度の英語力は必要かも)。日本語版もあります、っていうかもともと日本語のPSPの作品です。

街の頃からあった、ちょっとエッチな要素もやグロイ要素もありますが、ゲーム好きには万人におすすめできる内容かと。キツイ点としては、ギャルゲーとは言わないが、会話を多くしたりプレゼントをあげるとキャラと仲良くなることがあるのですが、お気に入りのキャラが殺されたり犯人で処刑されたりした時のショックはでかいです。1ではお気に入りは生き延びたのですが、2では前半で殺されちゃいました。

12はPS4のセットで安いですし、新作の3はPS4でもうじき安く出るのでお勧めです。


てかsteamより安いやんけ・・・

steamの方が高いですが、1月5日まで冬セールをやっていて少し安くなってます。マジでおススメです。続きを読む |ランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ人気ブログランキングへTREview
posted by Paoon at 01:32 | Comment(0) | ゲーム>steam | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

うるさい象のパオーン教室

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